午前4:00のフラワーロード商店街。
元気よく開店準備に励む、さかなやさんがありました。
2010年7月26日(日)はれ
昼間はお客さんで賑わうフラワーロードですが、深夜はさすがにほとんどのお店が眠りにつきます。そんな中、
午前3:00にはもう元気に働いているさかなやさんがありました。
フラワーロード商店街なかほどにあります、会席料理・鮮魚専門「魚清」本店。(マップ準備中につきしばらくお待ちください。)
フラワーロードを早朝通行される方は、まだ夜も明けきらないうちから必ず灯りのついている「魚清」さんを見たことがあることでしょう。
今回は深夜から早朝にかけて仕込みに精をだされている「魚清」さんにおじゃまして、店内のようすを見せていただきました。
あたりが真っ暗なうちから働きはじめる「魚清」さん。
この灯りを見ると「商店街文化を照らす灯火(ともしび)」のようにも思え、あたたかみのある商売が日本に残っていることに少しホッとします。
日の出を待って、あたりの様子がやっと見えてきました。

お店の中をのぞくと、ご主人がいそがしそうに包丁や鍋をふるっています。
ショーケースにはまだ商品が並んでいませんが、店内には準備中のおそうざいから湯気がたちのぼり、おいしそうな香りでいっぱいです。

さかなやさんといえば“怖い職人さん”のイメージがあって「怒られないかな?」とドキドキでしたが、快く取材OKのお返事をいただきました。
ー毎日どのくらいの種類、おそうざいをつくられるのですか?
「25種類くらい。夏は暑くて大変だけど、必要としてくれるお客さんがいるから、がんばれるのかな。仕事のあとの一杯は最高だしね。」
無理いって厨房を撮影させていただくことになったのですが、ご主人が暑いというのもすぐにわかりました。大型のコンロをいくつも使い煮炊きしていては、室内の温度も湿度も高くて当然です(一瞬で汗が吹き出す暑さ!)。しかしナベがこげないよう顔中の大汗をぬぐう暇もなく、華麗にしゃもじをふるっているご主人。手づくりおそうざいのおいしさは、こんなご苦労から生まれるのだと納得してしまいました。
とても気さくな「魚清」のご主人・吉田さん、暑い中のお仕事を終えたあとはビール?かと思いましたが焼酎派でした。この方、じつはフラワーロード商店会の会長さんです。どこかで見たことがあると思った人は、先日放映された「たけしのTVタックル」を思い出してください。ピンクのフラワーロードハッピを着て商店街の今をうったえていたあの人(!)ですよ。
カメラマンのリクエストにニコリとおこたえいただいたと思えば、すぐに“職人”の目にもどって、素材と真剣に向き合います。
「魚清」さんいちばんのおすすめは、ズバリ「マグロ」。冷凍ではなく、生マグロだけをあつかっているのだとか。
「小岩のお客さんにいいものを食べてもらいたい。生マグロでも、やりようによってはお求めやすい価格で提供できるんです。だからうちのお客さんはみんな『魚清は刺身がうまい』と言ってくれるね。」
「知ってる人は知ってるけどね。昔は重曹で作ったんだよ」とお味のひけつをちょっと公開。大阪や京都の高級料亭にいる板前さんを使っていたこともあり、秘伝の味がいくつもあるのだそう。しかしやっぱり創業70年以上の代々受け継いだ味がベースです。
お店で現役(!)の黒電話。今の子どもたちは見たことないですよね。
商店街の今後について話が及ぶと、ついつい熱が入る吉田会長。本気で行く末を案じ、新しいことに取り組む気持ちが伝わってきました。
つまみ食いしたくなるほど美味しそうに煮えているおいもとにんじん。写真でだけいただきましたが・・・次の機会は試食をお願いすることを誓ったのでありました。
息がピッタリの奥さまとご一緒に。(無理やりお願いしてしまいました・汗)
ちかいうちに魚清さんのお弁当を体験して、またレポートします!